世田谷区を知る
世田谷区について
世田谷区は東京23区の南西端に位置し、「新宿」「渋谷」の副都心から近いながら、緑豊かな環境が支持され、『SUUMO 住みたい自治体ランキング 2023 首都圏版』で世田谷区は2位になる等、暮らすのに人気の街としても知られています。
人口が90万人以上(東京23区1位)あり、面積も大きい(東京23区2位)世田谷区は交通網も発達していて、「新宿」「渋谷」から東西に5本もの路線が走っています。南北にも「環状7号線(カンナナ)」「環状8号線(カンパチ)」といった大きな幹線が走っており、バス便での移動が便利です。
▲世田谷区MAP ©公益財団法人 世田谷区産業振興公社
広大な世田谷区ですが、5地域(世田谷地域・北沢地域・玉川地域・砧地域・烏山地域)に分かれており、各地域に総合支所があり区役所まで行かずとも行政サービスを受けることができます。加えて、区内に28のまちづくりセンターがあり、暮らしに関する相談等をすることもできます。
①世田谷地域
世田谷地域は、区の東部に位置し、地域内に区役所があり、区の行政上の中心となっています。区内5地域のなかで最も人口が多い地域です。都心から近く、20代から30代の単身世帯が多いという特徴があります。三軒茶屋など、駅を中心に発達している商店街では、にぎわいを見せています。
▲世田谷公園
▲東急世田谷線(三軒茶屋駅)
▲賑やかな三軒茶屋「すずらん通り」
②北沢地域
北沢地域は区の北東部に位置して、南北に環状7号線が通っています。小田急線、京王線、井の頭線で都心に直結しています。そのほかに世田谷線もありますので、交通の便がよい地域です。沿線の下北沢、明大前、下高井戸、豪徳寺等の駅周辺は、鉄道が交差する商業地として栄え、活気ある商店街となっています。特に下北沢は、若者のまちとして人気です。
▲羽根木公園
▲京王井の頭線
▲明大前商店街(明大前)
③玉川地域
玉川地域は、区の東南部に位置し、多摩川沿いの台地には、東京都指定遺跡の野毛大塚古墳など、石器時代や古墳時代の遺跡が分布しており、歴史を感じることができます。また、東京都指定名勝の等々力渓谷をはじめ、多摩川や国分寺崖線などに豊かな自然が残るとともに、都市農地も比較的多くあり、緑の多い、閑静な住宅地が広がる地域です。近年では、二子玉川駅周辺で再開発事業が進められ、地域の中心的商業拠点、交流の拠点として、また、東京の西の玄関口として発展を続けています。
▲等々力渓谷
▲東急田園都市線と東急大井町線
▲上空から観た二子玉川
④砧地域
砧地域は区の西部に位置し、主に住宅地が広がる台地と、農地と住宅が混在する多摩川沿いの平地からなる地域です。台地と平地の境は、貴重な湧水や植物、樹林地を持つ国分寺崖線が広がるみどりとみずが豊かな地域です。みどりと調和した良好な住宅地が広く分布し、区の代表的なイメージを形成していますが、比較的古くから大学や映画撮影所があり、世田谷美術館など教育・文化施設も多く存在する文化的環境の高い地域です。
▲砧公園
▲小田急小田原線
▲世田谷美術館
⑤烏山地域
烏山地区は区の北西部、武蔵野台地南端に位置し、比較的平坦な台地となっています。東西に京王線が通り、都心へのアクセスが便利で、商業地としては、地域のほぼ中央にある千歳烏山駅周辺で賑わいが見られます。また、区民が土に親しめる区民農園や、気軽に収穫体験ができる農園が多くあり、好評を得ています。
▲蘆花恒春園
▲京王本線
▲烏山つつじ緑地